2024年8月15日
こんにちは!特定社会保険労務士の米山正樹です。
賃金の下限に当たる最低賃金の2023年度引上げ目安額を決める、厚生労働省の中央最低賃金審議会が30日から始まります。
現在の全国平均時給は「961円」。政府は物価高騰を背景に、経済財政運営の指針「骨太方針」で「時給1,000円」の達成を含めて議論することを明らかにしていて、「全国平均時給1,000円」への引上げが注目されるところです。
今春、大手を中心に大幅な賃上げが話題になりましたが、多くの中小企業経営者からは「賃上げしなければ人材確保が難しいが、大手と違って賃上げの余力はない」と苦しい胸の内が聞かれます。
国民生活を向上させるためにも、経済を活性化させるためにも賃上げは必要ですが、同時に、中小企業が安心して賃上げできる経済政策、中小企業政策を実行してほしいものです。